始動

長かった冬休みも終わり、いよいよ始動です。

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今年は、種芋掘りから。
去年の台風の影響で生育途中でつるが切れてしまい、クズみたいな種芋ばっかりです。
それでも掘らないワケにもいかないので掘って、何とか使えそうなのを選んで使います。
今年は種芋がこんななので、成芋の面積減らす予定です。


・・・なんて記事を4月1日に書こうと思ったけど、今日になってしまいました。
始動は4月1日からです。
この種芋掘りは明日で終わる予定っす。



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リゾクトニア菌との戦い 最終回

連載4回目。 前回がメインでしたから、ここから先はおまけです。
以下の記事は個人の感想です。効果を否定するものではありません(^^;

【試したけれど、リピートしなかったもの】

1.ダルマ菌

地元の篤農家 (「とくのうか」熱心で、研究心に富んだ農業家 「大辞林」より) さんのオススメで使用しました。トリコデルマ菌より数年前に。
トリコデルマ菌と同様、病原菌の拮抗菌として投入するものです。
これもそこそこのお値段するんですけど、特に効果が実感できずに、今は使用してません。
ダンナはわりと気に入ってるようだったけど。


2.ニーム

ニームという、インドや東南アジアで栽培されている木です。種を絞ってニームオイルを取ったり、その絞りカス(ニームケーキ)を畑に入れたりするそうです。ニームに含まれる成分が害虫に忌避作用があるので、天然の防虫剤にもなるらしいです。

ウチが試したのは土壌改良剤としてニームケーキを入れることです。これもカニガラと同様に放線菌を増やしてくれるというものです。ついでに防虫効果もあればなー、と思いました。
結果、防虫効果は特に感じられず。放線菌を増やしたかどうかは分からないですが(多分増やしたのでしょう)、あまりに一度に色々な事をやりすぎたので、とりあえず今、ニームは止めてみてます。

インド原産だからってわけじゃないけど、スパイシーな香りがします。肥料散布機で撒いたのですが、カレーが食べたくなりました(笑)


【試してもみなかったもの】

1.ネギ、ニンニク等との輪作

ネギやニンニクはリゾクトニア菌に取りつかれにくいらしく、輪作に入れると良いそうです。
・・・が、栽培作物を増やすのは、それ用に機械が必要になったりするし、ひと苦労なのでやりませんでした。


2.緑肥・チャガラシ

チャガラシという緑肥を育てて、土にすき込むことで、病原菌が減るのだそうです。
問題は、このチャガラシがアブラナ科だってことです。

春から秋、ウチでは大根を栽培しています。大根もアブラナ科です。
夏大根の大問題は キスジノミハムシ(通称キスジ) という虫で、この虫の防除のために何回も何回もクスリを撒きます。
このキスジはアブラナ科が大好物で、キスジ対策で畑周りのアブラナ科雑草も退治しましょう、と言うくらいです。それなのに、畑一面にクスリも撒かずにアブラナ科のチャガラシを栽培するなんて、キスジを養殖するようなものです。

大根農家には、チャガラシ作戦は使えないのでした。


以上、結果的に4回に渡った「リゾクトニア菌との戦い」シリーズでした。
リゾクトニア菌にお困りの方が読者の中にいらっしゃいましたら、参考にして下さい。



おまけ

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昨年買った椎茸のほだ木に、椎茸の赤ちゃんが。初収穫なるか?


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リゾクトニア菌との戦い その3

連載(笑)3回目です。
別にもったいつけてるワケではないですが、もう長い文章書く能力がないのです。
今回はサクッと使用した資材のご紹介。

【トリコデルマ菌】

リゾクトニア菌に対抗する菌として投入したのが、トリコデルマ菌です。
リゾクトニア菌に困ってググると、割と出てくる菌の名前です。

トリコデルマ菌は生育が旺盛で、播種前に投入してリゾクトニア菌より先に繁殖させることにより、リゾクトニア菌の繁殖を抑えるそうです。トリコデルマ菌が病原菌となる作物もあるそうなので、万能というわけにはいかないようです。

ウチでは最初 「アーク農園」 さんで買いました。
トウモロコシの活性炭に菌体(抹茶みたいな粉)を混ぜて、畑に散布します。

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記事 「炭&トリコデルマ(2015.10.31)」

これがそこそこのお値段するのですが、長芋が取れるなら問題ありません。
翌年も活性炭の粒が畑で見えるので、毎年投入しなくても良さそうです。最初の1回はズバッと入れて、あとは量を減らしたり、他の資材(ハイフミンハイブリッドG)なども取り入れました。


【カニ殻肥料】

カ二殻にはキチン質が含まれる。
キチン質を畑に投入すると、キチン質を分解する菌(放線菌)が増える。
放線菌が増えているので、リゾクトニア菌が抑制される。

リゾクトニア菌の細胞壁はキチン質でできている。
キチン質分解菌が生成するキチン質分解酵素で、リソクトニア菌の増殖が抑制される。

という考えです。

窒素も含んでいるので、その分肥料を減らせます。
ただ、匂いがある(かっぱえびせんみたい)ので、小屋に長く置いておくとネズミに狙われたり、虫が寄るかも。
カルシウムも含まれていて、そのおかげか長芋にカルシウム材の追肥が要らなくなりました。



おまけ

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リオちゃんナメのマルコ。
隠れてばかりいないで、出てくるようになりました。
毎日進歩です。


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リゾクトニア菌との戦い その2

リゾクトニア菌対策のつづきです。

【予兆は前年から】

2012年、大根を栽培してた畑で、局所的に大根が腐り始めました。
地際のあたりから黒くなって腐っていきます。
大根の 根腐れ病 でした。
リゾクトニア菌が大根に悪さをすると 亀裂褐変症 という、茶色いひび割れができるのですが、それが超酷くなると腐ってしまうようです。
記事 「いよいよ明日初収穫(2012.07.24)」

亀裂褐変も酷くなると腐ってしまうんだなぁ、とは思ったものの、それほど重くは受け止めなかった私。
今年の気候が、褐変を助長する天候だったんだなぁ、とか、来年からは消毒剤(播種前に土に混ぜる粉剤)を撒かなきゃだめかなー くらいに思ってました。

そんな呑気な事ではありませんでした。
翌2013年、長芋の大不作になりました。


【土壌消毒か別の道か】

この地方の多くの農家では、長芋植え付け前に土壌消毒を行います。
クロールピクリン(略してクロピク)という土壌消毒剤を使います。
クロピクは土にポチッポチッと数mlずつ垂らす剤で、気化してガスで病原菌や土中の虫、雑草の種を殺します。
そこそこ高い剤なので、長芋とゴボウの時に使うくらいです。
かなりキツイ剤なので、クロピク打った後は1~2週間位は植付できません。

たった二人で作業しているので、クロピク後の待ち時間が惜しいです。
クロピク用に新たな機械(アタッチメント)が必要になります。
なにより、クロピク打った畑に近寄ると、目がシバシバします。
そんな理由で、できればクロピクは避けたいと思いました。
それにクロピクを使ったら、良い菌も悪い菌も全部殺してしまうのですから、ずーっと使い続けなければなりません。

その他の土壌消毒剤についても試してみたりしたのですが、値段の割に効果が実感できなかったりしました。

別の道は、拮抗菌を使用することです。
リゾクトニア菌は強い菌です。他の菌が死んでしまうような乾燥でも生き抜き、過湿状態は大好物、土の深い所でも生き延びます。でも、リゾクトニア菌以外の菌が既に繁殖してしまった状態だと、あまり勢力を振るえないらしいのです。
リゾクトニア菌より先に、作物に悪さをしない菌を増やしてしまおうという作戦です。

こっちの方がなんとなく性に合ってます。
実行してすぐに効果が出るという感じではないですが。
こっちの方向でいろいろ試してみることにしました。


つづく


おまけ

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ケージに入れてリビングに連れてきたリオ。
ヒトミちゃんの動く姿を見ると、イカ耳になってビビリます。
実は、怖がりなんだね。

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先住猫たちのつぶやき 「あのコ、早くどっか行かないかしらねー」




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リゾクトニア菌との戦い その1

ものすごーく久しぶりに、真面目に農業ネタでも。

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畑の雪も随分融けて、もうちょっとで掘れそう。
でも先日まで朝、薄っすら雪が積もる事が続き、昨日は雨が降ったりして、なかなか畑が乾きません。
この頃が一番ソワソワします。


さて真面目な農業ネタです。

ウチの畑では2013年に長芋の手痛い連作障害に遭いました。
記事 「本日から(2014.04.08)」
この年はワケあり長芋の販売も止めなければなりませんでした。
売れる芋が無かったからです。

畑一枚、ほぼ収穫物なしのゴミ拾い状態。
何とか出荷したのは目安となる数量の1/5程度でした。

原因は「根腐病」。リゾクトニア菌という病原菌によるものです。
リゾクトニア菌はながいもだけでなく、非常に多くの植物を侵す菌です。
ウチで栽培しているのは大根と長芋ですが、その両方ともリゾクトニア菌による病害が発生します。
大根・長芋の連作では、リゾクトニア菌が増殖し、菌の密度が高くなってしまうのです。
その結果の、2013年の大不作でした。
(ねぎやニンニク等は感染しにくいとのことで、輪作に取り入れる場合もあるそうです。)

さすがになんとかしなくてはと思い、リゾクトニア菌にターゲットを絞って勉強し、いろいろ対策をしてきました。
その対策が効いたのか、去年、大不作だった畑に長芋を植え、病害が全く無くなったワケではないものの、芋が収穫できる程度に回復しました。去年は台風被害で芋が太れなかったのですが、それでも目安数量の3/4位はとれそうです。

リゾクトニア菌対策に一定の成果が出たので、ウチの行った対策についてちょっと書いてみようかと思いました。
農業者以外には興味ないでしょうね。
農業者さんでも、既にご存知かも。
ま、どなたかに何か参考になればと。

長くなりそうなので、連載します。今回は、前フリです。
一応、つづく、つもり。


おまけ

猫の写真も無いと寂しいかしら、と思って。

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「たすけてーくるしいー」 と言ってるわけではないです。
あくびのタイミングでした。(^^



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