FC2ブログ

農作物の値段はどう決まる?

以前のブログ「肥料が50~60%値上げ」で 「生産物の値段を自分で決めてるワケではない」 と書きました。
ではどうやって決まるのか。
実際に農業やってみないと、分からないことが多かったです。

他の方のブログで、「農協とはなんぞや」みたいな話になったのですが、
その方は価格を農協が決めてると思ってて。
私の知る範囲では農協は決めてない(関与が全く無いかというと・・・?)んですが、そういうことって、農協を利用してる農家とか、知ってる人しか知らないのかな、と。

基本的に、値段は市場で決まります。
新聞に「市況欄」ってあります。その値段です。
何の契約とかもなく、ただ市場に出せば、そんな感じの値段になります。

私達が就農して、大根を作るとなったとき、役場・農林課とか農協・指導課の方から
「大根は集団に入って、契約でやらなきゃやってられない」
と言われ、私達を入れてくれる生産集団をあたってくれました。

生産集団とは、共同で出荷する農家のグループのことです。
生産集団として、仲買の会社等と契約して、出荷します。

無事、とある生産集団の仲間に入れていただきまして、
現在の契約内容をリアルっぽい数字を交えて書くと、
「AL・A2Lで300ケース以上出荷すれば、最低保証は1ケース700円
AL・A2L以外は委託販売(市場価格通り)」
という感じです。
この300ケースという条件を、一人では毎日はムリなので、生産集団のメンバーでやってくわけです。

現在、大根の価格は青森で1ケース(10kg)500円くらい、東京で650円くらい。
市場価格が500円でも、仲買が700円は保証してくれる、ということです。
この「最低保証」が大事。
どんなに市場価格が下がっても、最低保証単価があれば、それなりに収入になります。
それじゃ仲買さんが損するばかりのようですが、他にも細々とした条項があって、
最低保証は500ケースまでね、とか
市場価格が1000円超えたら、100円引くね、とか。
(数字はあくまで「リアルっぽい」数字なので、本当ではないです)

1ケース300円を切ったら、運送料・箱代・手数料モロモロで赤字になります。
出荷しない方がマシです。(現在、AM(A品のMサイズ)がこのレベル)

この「最低保証単価」が付いた契約をした上で、出荷物のAL・A2Lの割合をいかに増やすか、
ここが私達の頑張りどころです。
最低保証単価 × A品率 で ある程度収入の計算が成り立つことにより、経営の計画とかも立ちます。

とか言っておきながら、そんなちゃんとした経営計画立てたこと無いけど(苦笑)。

最低保証単価などの交渉は、生産集団の代表者(農家)が行ってます。
農協の販売担当者も同席してると思います。
農協さんの役割は事務局。出荷計画の取りまとめとか、清算業務とか、仲買さんとの連絡窓口とか。。。


「最低保証単価」以外にも契約の形態はあって、
例えば 市場価格が上がっても、下がっても、固定価格 という契約とか。

何かしらの契約を交わして価格下落のリスクを避けないと、大根は怖いらしいです。
一昨年には産地廃棄もあったし。

スポンサーサイト



にほんブログ村 企業ブログ 農業へ 

コメントの投稿

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
カウンター
プロフィール

ちぐちぐ

Author:ちぐちぐ

脱サラ就農日記HP







カレンダー
04 | 2020/05 | 06
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧
■ ブログ名:100年ファーマー!小川原湖農園
ブログ内検索
RSSフィード
リンク